23日、京都競馬場で行われた
アンタレスS(GIII、ダート1800m)は、
武豊騎手騎乗の2番人気
フィフティーワナー(セン4、栗東・安田隆行厩舎)がスタート直後から先手を奪うと、直線に入っても脚色は衰えず、1番人気
ヒシアトラスに2.1/2馬身差をつけて逃げ切り、5連勝を飾った。勝ちタイムは1分49秒0(良)。さらにハナ差の3着には3番人気
サカラートが入った。
勝った
フィフティーワナーは、
父Fusaichi Pegasus、
母Heraklia(
その父Irish River)という血統の米国産馬。叔父に01年
セントライト記念(GII)を制した
シンコウカリドがいる。05年7月のデビュー戦は3着だったが、続く未勝利戦から前走の
摩耶S(1600万下)まで4連勝。今回は4か月半ぶりの出走だった。通算成績6戦5勝(重賞1勝)。
鞍上の
武豊騎手は
ディープインパクトで制した
阪神大賞典(GII)に続く今年の
JRA重賞7勝目で、通算では224勝目。管理する安田隆行調教師は
シルヴァコクピットで制した00年
毎日杯(GIII)以来の
JRA重賞3勝目となった。なお、この勝利で
Fusaichi Pegasus産駒は
JRA重賞初勝利を達成した。