毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。
【フェアリーS(中山芝の傾向)】
6日土曜の中山芝は終日、良馬場で施行した。12月開催で使用したAコースから、内6m地点に内柵を設置したCコースに変更。もともと、昨年暮れの開催(計9日間)は雨の影響を全く受けず、全て良馬場で行った上に、傷んだ内寄りも柵の設置でカバーされた。1月開幕週としては、これ以上ない絶好の芝状態といえる。
前開催最終日のホープフルSのように「前傾ラップ」になれば、外を通る差し馬の台頭余地もあるが、土曜は前に行く馬の活躍が目立った。内、外の馬場差が少ない舞台設定。土曜の芝のレースは計5鞍あり...