「
日経新春杯・G2」(14日、京都)
新星誕生となるか。遅咲きの
ステイゴールド産駒パフォーマプロミスが、6歳を迎えて待望の重賞初挑戦。ここまでのキャリアはわずか11戦。陣営が焦らず、大事に育てたかいあって、ようやく素質が開花してきた。
田代助手がこれまでの経緯を振り返る。「体質が弱かったけど、素質は感じていた。デビュー戦が(3歳9月の)スーパー未勝利。同世代よりも1年遅いぐらいの感じだから。ここに来てようやく体が追いついてきた」。
前走の
グレイトフルSは、好位4番手から抜け出す正攻法の競馬でV。課題の右回りを克服し、オープン入りを果たした。「センスのいい走り。しまいもしっかりしていた。続けて右回りというのも良かったが、初コースでも結果を出したあたり、精神面の成長を感じる。ひと夏越してしっかりしてきた」。相手はさらに強化されるが、充実一途の今なら重賞でも楽しみだ。
藤原英厩舎は昨年、55勝を挙げて全国リーディング2位の活躍を見せたものの、意外にも重賞は未勝利。今年は質量ともに存在感を示したいところだ。「重賞は一昨年の
中京記念(
ガリバルディ)から遠ざかっている。ここで何とかタイトルを」。秘密兵器のVが、厩舎に勢いをつける。
提供:デイリースポーツ