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年明け開催になってからの傾向を探る/愛知杯展望

  • 2018年01月11日(木) 12時00分
 冬の牝馬の中距離重賞としておなじみだが、一昨年から開催時期が一か月繰り下げられた。以前は暮れの中京の締めくくりの重賞だったのが、いまでは年明けの中京の幕開けを飾る重賞である。それほど大きな影響がないようにも見える変更だが、レース結果を見ると変質がさまざまに見て取れる。

1.エリザベス女王杯からの直行馬が不振に

 過去歴を見るとエリザベス女王杯からの直行馬の活躍が目立つが、それは暮れに行われていた時期の話。開催時期変更後の2年間では、前走エリザベス女王杯組は掲示板以内すらゼロである。一昨年は1番人気のシュンドルボンが8着に、昨年は2番人気のプリメラアスール・4番人気のシャルールが9・12着に沈んだ。

2.開幕週でも差しが優勢

 開幕週とは言うものの、前回の年末開催からは中3週しか間隔がない。芝が伸びる時期でもないので、実質的には連続開催とも考えられる。一昨年のバウンスシャッセ、昨年のマキシマムドパリともに追い込みでの勝利だった。

3.5歳馬が中心

 昨年のマキシマムドパリ、一昨年のバウンスシャッセはともに5歳馬だった。時期変更前は、ディアデラマドレフーラブライドエーシンメンフィスと4歳馬が3連勝しているが、つまり年が明ければ5歳馬である。


 注目はワンブレスアウェイ。オープン昇級後10、8着と足踏みしているが、いずれも力負けというより上がりが速いレースでキレ味負けしたという内容だった。1800mを超える距離に使うのは初めてだが、折り合いに進境を見せているし、ステイゴールド産駒ということを考えても、オープンで勝ち負けするならむしろ距離はこれくらいあったほうがいいだろう。

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