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【日経新春杯】ロードヴァンドール躍動 重賞初制覇へ視界良好

デイリースポーツ
  • 2018年01月12日(金) 08時10分
 「日経新春杯・G2」(14日、京都)

 ロードヴァンドールが重賞初制覇に向け、視界良好だ。最終リハは11日、栗東CWで単走ながら、軽快な脚さばきを披露して好調をアピールした。これまで重賞では昨年の金鯱賞の2着が最高だが、その時と遜色ない状態に仕上がった。当時よりもさらに力をつけた今なら、タイトル奪取の絶好機だ。

 強風を物ともしなかった。ロードヴァンドールの最終リハは栗東CWで単走。遅い時間帯の踏み荒らされた馬場だったが、ブレのない走りで外ラチ沿いをスムーズに加速する。向かい風のなか、馬体を力強く弾ませて6F82秒5-39秒6-12秒3。最後まで馬なりのまま、手応え十分にフィニッシュした。

 昆師は「もう馬はできているから、そんなにやっていない。馬なりで回って来て、朝イチより馬場が重くなっているなかで上がりも12秒台。いい状態で使えるね」と歯切れがいい。「天皇賞・秋(14着)よりもいいし、昨年の金鯱賞(2着)くらいの出来にある」と状態面に太鼓判を押した。

 芝10F戦の前走・中日新聞杯で3着。初コンビだった横山典はレース後、「三千に使いましょう」と進言したという。指揮官は「さすがに三千は冒険し過ぎだけどね」と苦笑いしつつも、距離延長を決断。「3歳時はギリギリだったが、それから成長して完成期に入ってきた。今は距離を延ばして面白いって感じの競馬をしている」と、条件変わりを大きな魅力に感じている。

 「ダイワメジャーっぽくないし、スピードの持続力がある。バテそうでバテないので長い距離がいい」。父の産駒にはマイル前後の距離での活躍馬が多いが、この馬は違う。充実一途の明け5歳馬が、血統の常識を覆し、重賞初勝利をつかむ。

提供:デイリースポーツ

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