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若さや勢いよりも実績を重視したい/AJCC展望

  • 2018年01月16日(火) 06時00分
 冬場の古馬中距離GII戦。GIを視野に入れたトップクラスは京都記念日経賞あたりから始動するのが通例で、このレースは何らかの事情を抱えたトップクラスに明け4歳馬や上がり馬が挑んでいく、という構図になりやすい。

1.大レースでの好走経験が必要

 GIやGIIで好走実績がある馬が強いレースで、過去10年の勝ち馬のうち、それまでGIかGIIで3着以内に入った経験がなかった馬は皆無。中山にしろ阪神にしろ、小回りの2200m戦は底力が問われる展開になりやすく、実績面のハードルは高めに見積もりたい。

2.GI帰りが強い

 前走で条件戦を走っていた馬が通用する日経新春杯とは正反対の傾向。前走でGIを使っていた馬が過去10年で勝率17.2%であるのに対して、前走GIIは11.5%、前走GIIIは5.0%。重賞以外から臨戦した馬は2着が2回あるだけで、前走で条件戦を走っていた馬は連対すら皆無だ。

2.4歳馬は苦戦

 最近10年間で4歳馬の優勝例は皆無。5歳馬が4勝して、6、7歳馬が3勝ずつを挙げている。この時期の中距離戦では4歳馬は5歳以上の馬に対して1kg軽い斤量で走れるが、このレースではそのメリットがほとんど感じられない。


 宝塚記念以来の久々となるが、ゴールドアクターを信頼したい。有馬記念の勝ち馬にして古馬GIIを3勝と、実績面ではこのメンバーのみならず、現役馬全体を見渡してもトップクラスの存在である。休み明けで5勝を挙げているように鉄砲は得意なタイプ。2016年秋以来勝ち星から遠ざかっているが、ずっとGIかその前哨戦だけを使われてきたせいもある。ここまで相手関係が楽になることは近走ではなかったことだ。

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