「
シルクロードS・G3」(28日、京都)
輝きを取り戻す。
ダイアナヘイローは昨年の夏、破竹の4連勝で
北九州記念を制覇。天性のスピードに磨きをかけ、一気にスターダムへと上り詰めた。
果敢に挑んだ前走の
スプリンターズSは、G1の洗礼を受けて15着に大敗。それでも、福島師に悲観の色は見られない。「夏場にずっと使ってきて、G1を使えるところまできたからね。正直、絶好調だった
北九州記念の出来には物足りなかった」。使い詰めで“お釣り”は残っていなかったが、出来さえ戻れば見直せるはずだ。
前走後の休養で充電完了。帰厩後は坂路とコースを併用し、ひと追いごとに素軽さを増してきた。1週前は栗東坂路で4F51秒9-37秒3-12秒2の好時計をマーク。指揮官は「リフレッシュ効果は十分。体もひと回り大きくなっているし、成長を感じる」と仕上げに太鼓判を押す。
師の定年により厩舎は2月末で解散。主戦を務める
武豊も気合が入る。「福島厩舎としてレースに使うのは、あと2回ぐらいだろうからね。去年の夏は強かった。立て直していると思うし、京都も勝っている。何とか、また福島先生と勝てればいいね」。過去1・2・1・3・2・2・2着と好相性の京都芝で、確実にチャンスをモノにしたい。
提供:デイリースポーツ