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【シルクロードS】福島師 有終ロードだ! ダイアナヘイローで決める

デイリースポーツ
  • 2018年01月26日(金) 06時00分
 「シルクロードS・G3」(28日、京都)

 重賞制覇で花道を飾る。来月いっぱいで定年を迎える福島信晴調教師(70)にとって、重賞に参戦する機会は残りわずか。最もVに近い存在が、シルクロードSに参戦するダイアナヘイローだ。昨年のスプリンターズS15着以来となるが、休養効果で心身ともにリフレッシュ。昨夏に一気の4連勝で重賞制覇を決めた名手・武豊とのコンビで、再度のタイトル奪取を目指す。

 4カ月の休養で充電完了。昨夏に4連勝で北九州記念を制覇したダイアナヘイローが、24日の最終リハで活気あふれる動きを披露。栗東坂路を単走で軽快に駆け上がり、復調気配を漂わせた。

 帰厩後は坂路とコースを併用し、計8本の追い切りを消化。福島師は「ひと息入れて、体がふっくらとして帰ってきました。たとえ数字が増えていても、これだけやってきましたから。動きはいいし走れる状態にあると思います」と仕上げに太鼓判を押す。管理馬とともに過ごせる日々も残りあとわずか。一戦一戦が全力投球だ。

 福島師は15年にアンバルブライベンでこのレースを勝利。同じ牝馬。スピードで押し切る競馬スタイルもどこか似ているが、指揮官のジャッジダイアナヘイローの方が上だ。「アンバルは引退するまで逃げ一辺倒だったが、ダイアナヘイローは精神面が成長して番手の競馬もできるようになった。馬自体も、使いつつ体に幅が出てきたからね」

 鞍上は名手・武豊ダイアナヘイローとのコンビに「昨夏にブレークしましたからね。千二はベスト。京都も合う。久々でも動けるタイプだし、楽しみです」と期待を込める。感謝の思いを胸に「先生もあと少し。また一緒に勝てればうれしいですね」と重賞Vへ静かに闘志を燃やしている。

 名手の思いに、福島師は「あれだけのジョッキーがウチの厩舎の馬に乗ってもらうこともそうないので」と照れたが、ここは目イチの仕上げ。その視線は真っすぐVだけを見つめていた。

提供:デイリースポーツ

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