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伝統の3歳重賞、好走条件を満たす穴馬に注目/きさらぎ賞展望

  • 2018年01月30日(火) 06時00分
 スター候補の有名馬・良血馬が集結して盛り上がる伝統の一戦。このレースの前日にはエルフィンS、翌週には共同通信杯クイーンCと、この2週に3歳の重賞・オープンが集中していることもあって、めったなことでは多頭数にならないのが特徴で、最近5年間は8頭もしくは9頭立てで行われている。頭数が落ち着くことが、レースの結果にも少なからず影響を及ぼしている。

1.いい位置で折り合って競馬ができるか

 少頭数ゆえのスローペースが通例化している。必然的にレース上がりが速くなるため、後方に構えた馬には脚を余す危険性がある。最近5年間の勝ち馬はいずれも4コーナー5番手以内で競馬をしており、良い位置で折り合って機敏に動ける操縦性の高さがアドバンテージになる。

2.新馬勝ち直後は不振

 新馬戦勝ち直後で挑んだ馬の不振は、このレースで長く続く傾向になっている。前走が新馬戦だった馬が馬券に絡んだことは過去10年で1回もなく、前例を探すと2004年に3着したハーツクライまで遡る。

3.芝2000mからの距離短縮に要注意

 スローペースになるから折り合いの良さが重要になるという傾向の、前走距離からの裏付けデータ。前走で芝2000mを走っていた馬は過去10年で[6-4-3-34]。勝率16.2%、連対率27%という優秀な成績を収めている。連対した10頭のうち、前走を勝っていた馬は6頭で、敗れていた馬が4頭と、芝2000mでの成績は必ずしも重要ではない。


 オーデットエールに注目したい。ワンターンの競馬では、萩Sでタイムフライヤーの2着と好走している。前走の黄菊賞(芝2000m)は内の窮屈なところから馬群を捌きながらじわじわ脚を伸ばして5着。厳しい位置取りで競馬をした前走の経験が、折り合いと位置取りの良さが要求される今走で活きてくると見る。

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