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共同通信杯・G3」(11日、東京)
ゴーフォザサミットは7日、田辺を背に美浦Wで併せ馬を行った。5馬身ほど先行する
フラットレー(3歳500万下)の内に潜ると、鞍上の合図に素早く反応。一気にス
トライドを伸ばし、並んだまま5F68秒3-38秒6-12秒8でゴールを駆け抜けた。
動きは軽く映り、柔らかみも十分。だが、ジョッキーには意外な印象を与えたようだ。「あれっ?って感じ。今の感じであれだけ頑張れているんだと。やっぱり地力なんですね」と、この日が初騎乗の田辺は首をひねる。
百日草特別がほぼ完勝の内容での2連勝。さぞかし素晴らしい乗り味を思い描いていたのだろう。しかし、「ペタペタした感じ。走れそうな体はしてるんですけどね。
ハーツクライ産駒らしい緩さ?そう。完成度的には全然。まだまだ先なんだと思った」。決して後ろ向きな印象ではない。それだけ感じた伸びしろが大きかった。
「気が入ればシャキッとするかもね。仕上がりや息遣いは大丈夫」。状態としては申し分ない。ここは大きく花開くための足掛かり。そのための態勢は整っている。
提供:デイリースポーツ