「
共同通信杯・G3」(11日、東京)
無傷の3連勝へ、
グレイルが7日、栗東CWを豪快に駆け抜けた。主戦の
武豊を背に向正面から馬場入りすると外の僚馬
ノースウッド(6歳1000万下)を5Fで0秒9追走から、馬なりながらも迫力満点の動きで0秒3先着。5F65秒6-37秒6-11秒8の鋭さだった。
先週の
東京新聞杯を
リスグラシューで勝って上機嫌の鞍上は「とてもいい動きだったね。今週はサラッとしたぐらいでいいと思う。予定通りだよ。前走後ひと息入ったが、態勢は整っているとみていいでしょう」と笑顔で状態の良さを伝えた。
デビューから2戦負けなしの好素材。新馬戦は首差、2戦目の京都2歳Sは頭差と、決して派手さはないが勝負強い。前の馬をきっちりととらえに行く若駒らしからぬレースセンスの良さが、ひときわ光っている。
野中師は「追い切りは折り合いがついて、手前もしっかり変えていた。やり過ぎは良くないが、緩過ぎても良くない。これぐらいがちょうどいい。しっかりと乗り込んだし、いい勝負になると思うよ」と自信たっぷり。無傷の3連勝ならクラシック戦線の主役の座に浮上する。
提供:デイリースポーツ