「園田
ウインターC」(8日、園田)
昨年2着で9番人気の
ドリームコンサートが重賞初制覇。道中2番手から4角手前で抜け出し、そのまま押し切った。2着は3番人気の
ハタノキセキ、3着には7番人気の
ベルサリエーレが入り、3連単は91万5520円の大波乱となった。レースは
ダイリンエンドの競走除外により11頭立てで行われ、1番人気の
エイシンアトロポスが8着、2番人気の
ナチュラリーは7着に敗れた。
実力きっ抗の混戦を制したのは、9歳の
ドリームコンサート。重賞挑戦14戦目で初タイトルを獲得した。「この馬はやると思っていたが、結果が出なかった。きょうは競馬の神様が降りてきてくれた」と鞍上の川原正は相棒の殊勲を祝福した。
レースは主導権を握った
エイシンアトロポスを2番手で追走。3角手前で
ハタノキセキの進出と同時に、
ドリームコンサートもスパート。4角手前で先頭に立つと、直線半ばで後続を振り切ってゴールした。「馬のリズムが良かった。大山君にやられるかと思ったが、馬がよく頑張ってくれました」と川原正は振り返る。
管理する柏原誠師にとっても、2003年12月の開業から16年目で念願の重賞初制覇。13年には兵庫リーディングトレーナーにも輝いたが、「勝ってから緊張した」と戸惑いと隠せない。昨年の
トウケイタイガーに続いて連覇の川原正は「ずっと乗せてもらってきた先生に恩返しができた」と喜びを分かち合った。
提供:デイリースポーツ