2013年の勝ち馬
ヒットザターゲットと2014年の
ラストインパクトは、いずれもその秋に
京都大賞典を勝利。一昨年の勝ち馬
アルバートドックは、同年のサマー2000シリーズのチャンピオンに輝いた。
フェブラリーSの「裏」という目立ちにくい位置にありながら、その後の中距離路線での活躍につながりやすい側面もあるレースとなっている。
1.意外とスタミナが必要
中京開催だった2010年を除いた過去9回で、距離短縮組が7勝で距離延長は1勝(+前走1800mが1勝)。マイル路線を使われている組よりも中距離経験が豊富な馬の方が結果を出している。のちの
京都大賞典の勝ち馬を2頭出しているように、1800mという実距離以上のスタミナが求められる傾向だ。
2.前走着順は関係ない
過去10年(中京開催の2010年を含む)で、前走で二桁着順だった馬が4勝を挙げているように、大敗からの巻き返しが可能なレース。ただし、その4頭のうち3頭までは前走GI、GIIという格上レースからの臨戦だった。
3.高速決着なら若い馬
過去には10歳の
アサカディフィートが勝利したように、高齢馬がしばしば大駆けするレースとして知られるが、最近5年間に限れば4歳馬と5歳馬が2勝ずつ。近年で唯一6歳馬が勝った2015年は、重馬場になって1分48秒台で決着した年だった。良馬場でスピードを要する状況ならば若い世代から狙うのが
セオリー。
菊花賞16着からの転戦になる
ウインガナドルに注目したい。
菊花賞は極悪馬場のなか同型馬とやり合っての結果で、大敗もやむを得ない面があった。小回りの1800m戦では昨夏の
ラジオNIKKEI賞で
セダブリランテスと同タイムの2着があるし、
新潟記念でも見せ場たっぷりの4着。鉄砲駆けするタイプでもあり、休み明け初戦が狙い目だ。