「
小倉大賞典・G3」(18日、小倉)
ここに壁は存在しなかった。
トリオンフがG3のハードルを軽く乗り越え、3連勝を決めた。前の動きを確認できる位置に収まり、自然体で上昇。直線入り口で先頭に立つと、余裕を持って後続を抑え込んだ。
単独トップとなる4度目の
小倉大賞典制覇となった川田は「前半は馬のリズムに任せて、この馬が一番脚を使いやすいレース運びをしました。まだ良くなりそうなので、これからがとても楽しみ」と期待感をにじませた。須貝師は「自信を持って連れてきたが、強い勝ち方。オーナー(KTレーシング)にとっては初重賞なので、とてもうれしく思います」と声を弾ませた。
3歳春に去勢手術を受け、4歳を迎えてついに本格化。旧メジロ牧場が大切に育んできた血筋で、母系をさかのぼれば
メジロマックイーンの祖母の名を見つけることができる。「王道に乗っていければ」。指揮官は、さらなる大舞台を見据え、確かな夢を描いた。
提供:デイリースポーツ