中京競馬場が改装されて以降、
高松宮記念と
阪急杯との関連性がより強まっており、最近5年の勝ち馬のうち3頭が
高松宮記念でも連対を果たしている。距離は違うものの、
高松宮記念に向けた最重要
トライアルと言えるだろう。
1.背負っている牡馬が強い
過去10年で57kg以上を背負った牡馬が[5-3-2-15]で勝率20%、連対率32%。
ステップレースのGIII戦でありながら、斤量を背負った格上牡馬がきっちりと結果を出している。
2.牝馬は苦戦
逆に牝馬は過去10年で[0-2-3-25]。5番人気以内に限定すると[0-2-1-4]で、勝ち負けになったのは人気馬ばかりであることを見れば、馬券的な妙味は薄いことがわかる。
3.開幕週ながら差し馬優勢
過去10年でこのレースを勝った逃げ馬は3頭いるが、その内訳は
ローレルゲレイロ、
コパノリチャード、
ミッキーアイルで、GI連対かGII勝ちの実績がある格上の人気馬だった。開幕週でありながら、逃げ・先行馬が恵まれるようなケースは考えにくく、差し馬が能力を存分に発揮できるレース。
レッドファルクスは
スプリンターズSを連覇して、昨年は
安田記念でも3着。歴史に名を残すような名馬の域に近づきつつある。1400mは芝・ダート合わせて5勝を挙げているベスト距離。昨春
京王杯スプリングカップを勝ったときも58kgで、重い斤量は苦にしない。