24日の中山2Rを
シャイニーロケットで勝ち、今月末で定年を迎える尾形充弘調教師(70)=美浦=が史上35人目、現役4人目となるJRA通算800勝(うちG1・4勝を含む重賞23勝)を達成。ラストウイークに
メモリアル勝利を決めた。
関係者から祝福攻めにあった尾形充師は「ひとつの区切りがついてホッとしました」と穏やかな笑みを浮かべた。単勝1・6倍と断然の1番人気に支持されたが、スタートからダッシュがつかず後方3番手のポジション。しかし、向正面で徐々に進出して直線で先頭に立つと、2着以下に7馬身差をつけて圧勝した。
前走も1番人気で2着に敗れていただけに、田辺は「責任を感じていた。勝てて良かったです」と肩の荷が下りた様子。ウイナーズサークルでもファンから大きな拍手が起こり、師は「本当にありがたいね。後ろから行ったときはびっくりしたけど、最後は突き放してくれた」と満足そうに振り返った。なお、きょう25日は中山で2頭、阪神で2頭を出走させる。
提供:デイリースポーツ