3月25日に首・ナドアルシバ競馬場で行われたドバイワールドC(首G1・ダート2000m)で、2位に入線したブラスハット
Brass Hat(セン5、米・W.ブラッドリー厩舎)の薬物違反による失格が決定した。ブラスハット陣営はこの裁定を不服として異議申し立てを行っていたが、主催者のエミレーツ・レーシング・アソシエーションによって却下され、同レースの全着順が確定した。これにより、
カネヒキリ(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)は5着から4着に、
スターキングマン(牡7、栗東・
森秀行厩舎)は8着から7着に、それぞれ繰り上がりとなった。
ブラスハットは、ドバイワールドCでエレクトロキューショニスト
Electrocutionistから1.1/2馬身差の2位に入線したが、レース後の検査でコルチコステロイド、メチルプレドニ
ソロンの2種類の禁止薬物が検出された。この件を受けエミレーツ・レーシング・アソシエーションは同馬の失格に加え、オーナーであるF.ブラッドリー氏に2着賞金120万ドルの返還、管理するW.ブラッドリー調教師に5400ドルの罰金を求めていた。