「
弥生賞・G2」(4日、中山)
真打ち登場だ。3戦無敗で
朝日杯FSを制した
ダノンプレミアム。2歳王者がクラシックへ向けて始動する。
余裕の新馬Vにサウジアラビア
ロイヤルCはレコード勝ち。
朝日杯FSは好位から楽々と抜け出し、レースレコードの完勝。「王道の競馬でした」と振り返るのは中内田師。開業4年目で手にしたG1タイトルに「厩舎とジョッキーが連携して馬をつくれているのが大きい」とうなずく。
短期間の放牧で充電を終え、2カ月半ぶり。1週前は栗東CWで川田を背に6F85秒0を計時。僚馬に2馬身先着し、指揮官は「順調です」と納得の様子だ。
舞台は
皐月賞と同じ中山2000メートル。新馬戦は1800メートルだったが、ここ2戦はマイル戦。ダービーも見すえ、これからは距離の対応が鍵になるが「意識しながらやっている。距離、コースと全てが課題になる。その成果が見られるのが競馬。結果が全てなので。どう対応するのかを見たい」と期待した。
馬名の通り“高品質”な
ディープインパクト産駒。「レースが上手。結果的に他の馬よりも速く走ってくれる」。トレーナーはこう長所を挙げる。10年に
ヴィクトワールピサが
皐月賞を、16年は
マカヒキがダービーを制した王道の
ステップレース。「相手は実績のある馬ですが、避けては通れない」。4連勝へ-。主役は譲らない。
提供:デイリースポーツ