「
チューリップ賞・G2」(3日、阪神)
見た目だけで侮るのは危険だ。
フェアリーS2着の
スカーレットカラーは馬体の線が細く、お世辞にも見栄えのする容姿とは言い難い。28日の栗東CWでの最終追い切りも、軽めだったこともあるにしろ、
トップラン(4歳500万下)と併入に持ち込むのがやっとで、やや地味に映った。
高橋亮師は「1週前にしっかりやっているから、これで十分、いいんじゃないかと思います」と及第点を与えたが、「
ヴィクトワールピサ産駒にしては、筋肉量が少ないんですよね」と、もう一段階の成長を期待した。
ただ、この馬体でもレースでは動く。「現状はトモが緩いのでスタートが遅いし、コーナーも外に膨れる。直線が長く、ワンターンの阪神マイルは合っていると思う」。しぶとく伸びる末脚が最大の武器。ここが6戦目。豊富なキャリアも生かして波乱をもくろむ。
提供:デイリースポーツ