3着馬まで
桜花賞の優先出走権が与えられる
フィリーズレビュー(GII・阪神芝1400m)に、美浦から出走する各馬について、管理する各調教師のコメント
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モルトアレグロ(牝3・美浦・
武井亮)について、武井調教師。
「地下馬道でテンションが上がるので、前走の京都の
紅梅S(OP・1着)の時は木曜に輸送して、金・土と練習しました。金曜日はうるさかったのですが、土曜日も練習したことで、レース当日はそれなりに我慢がきいていました。今回も木曜に阪神に輸送して、金・土と練習する予定です。
先週田辺騎手が乗った時は抜け出してからソラを使っていたようなので、今週(3/7)の追い切りはそのあたりを修正しました。びっくりするほどとても良い動きでしたし、やり過ぎない程度の内容でしたが、抜け出してからもソラを使うことなくしっかり走っていて、予定通りでした。
3走前の
くるみ賞(500万下・1着)は道悪で勝っていますが、その後のダメージが1番大きかったです。稍重くらいまでは大丈夫だと思いますが、この先のGIに向けて、できればダメージを残さずに良い結果を出したいですね」
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マドモアゼル(牝3・美浦・
斎藤誠)について、斎藤調教師。
「この先いろいろなレースを視野に入れていて、そこに向かうことを考慮して、少し余裕を持って馬を作っていますが、昨年の阪神JF(GI・10着)はレース当該週にやっても馬体が減らなかったので、今回も調教をビッシリ積むことができました。今週(3/7)の時計はさほど速くなかったですが、先週よりも動けていて、ゴール板を過ぎて1コーナーあたりまでしっかりと走っていますので、負荷は十分にかかっています。
手前の関係上、右回りコースの方が走りやすいです。あとはスムーズな競馬をしてほしいですね」
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イサチルルンルン(牝3・美浦・
竹内正洋)について、竹内調教師。
「今週(3/7)は、併せ馬で先行して先着しました。終始手応えが良かったですし、先週もしっかりやっていますので、輸送も考えると十分な内容の追い切りでした。状態も良好ですね。3走前はダートで勝ちましたが、芝を走らせてみたかったので前走は芝のレースを選択しました。こちらが思った通りの脚を使ってくれましたね。
桜花賞の権利を取るにはこのレースと思い、前走後はすぐここを目標にしました。馬が良くなっていますし、ためて終いを生かすのが合っていますので、そのような競馬になればと思います」
(取材・文:佐々木祥恵)