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これまでの距離経験が重要に/ファルコンS展望

  • 2018年03月15日(木) 06時00分
 1400m戦になって今年で7年目。それ以前は3歳限定戦で唯一のスプリント重賞だった。今年からは葵Sが重賞に格上げされたが、施行時期は5月末。3歳のスプリンターにとって、この時期に目標レースがないことは相変わらずだ。

 スピード馬でも距離に融通の利くタイプでGIを狙えるクラスは、マイル以上の距離にチャレンジしていくので、ファルコンSは距離不向きでもやむを得ず出走するスプリンターと、トップクラスには少し足りないマイラーによる争いになる。

1.マイル以上の距離の経験が必要

 過去6年の勝ち馬はすべて、それ以前に1600m以上の距離に使われた経験があった。前走という括りだと、前走芝1600m組が3勝2着3回で、前走芝1400m組が3勝2着2回。残りの1連対は前走で芝2000mを使われていたブレイブスマッシュで、前走で芝1200mを使われていた馬は、距離延長以降は3着が1回あるだけ。

2.差し・追い込み馬優勢

 活躍の場が限られるスプリンターが多数出走するため、どうしてもオーバーペースになりやすい。過去6年のうち、4コーナーで最後方にいた追い込み馬が5勝を挙げている。先行馬の連対は3回だけと、差し・追い込みタイプの優位が明白。

3.上がり馬よりオープン実績馬

 過去6年で前走500万下からの臨戦だった馬は[1-2-2-32]で、勝率2.7%、連対率8.1%。総数が多いので率が押し下げられている面はあるが、前走で重賞を使われていた馬の[3-4-3-23]、勝率9.1%、連対率21.2%に比べると大差の開きがある。上がり馬の勢いが通用しにくいレース。


 ダノンスマッシュは朝日杯では5着に敗れたが、2着とは0.1秒差。上がり3Fは勝ったダノンプレミアムに次ぐ2位タイだったし、初のマイル挑戦だったことを考えれば収穫の多いレースだった。これまで我慢して差す競馬を教え込まれたことが、末脚が活きる今回の条件で活きてくるだろう。

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