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【阪神大賞典】ムイトオブリガード 騒ぐ名牝の血 受け継がれた華麗なるDNA

デイリースポーツ
  • 2018年03月16日(金) 08時00分
 「阪神大賞典・G2」(18日、阪神)

 大駆けなるか。前走で500万下を勝ち上がったばかりのムイトオブリガードだが、バランスの取れた好馬体を誇り、ゆったりとしたフォームが特徴的。レコードVを決めた前走からも、芝の長距離適性はかなりのものを秘めている。馬体だけではなく、底力のある血統背景も魅力。格上挑戦でも侮れない存在だ。

 戦いの舞台は2段階上のカテゴリーにある伝統のG2戦。常識的には無謀な挑戦にも思えるが、将来性豊かなムイトオブリガードならば、不可能を可能にするかも知れない。

 脚元がパンとしたことで、今季は芝の戦いを選択。レコードVの前走で、ついに本領を発揮した。初コンビを組んだ藤岡佑の言葉が力強い。

 「兄のジャズファンク(6歳1600万下)に比べて、こちらの方が動きがキビキビ。スピードがありそうだと感じました。また、ゲートで前扉をかむ馬は珍しいのですが、その癖が兄と一緒(笑)。(前走は)強かったですね。さすがにいきなり重賞では厳しいけど、将来的にはこのクラスで走る馬ですよ」

 同馬の血統背景をひも解くと、角田師に縁があり、実に奥深い。父母ともに、祖母は歴史的名牝だ。父の母は97年天皇賞・秋を制したエアグルーヴ。「阪神3歳牝馬S(95年、現・阪神JF)はビワハイジで勝たせてもらったけど、あれは展開がうまくいったまで。のちの活躍を見ても本当に強い馬だった」。一方、母の母シンコウラブリイは、93年マイルCSの覇者。「僕が乗ったイイデザオウ(2着)は雨にめっぽう強かったけど、完璧な、正攻法の競馬でねじ伏せられた」とその強さを肌で感じた。

 成長急な4歳馬。未知の魅力にあふれている。「ここは力試し。どこまで通用するか、見てみたい。いいモノを持っているのは確か。どこかで血の良さが爆発してほしいね」と師。名牝のDNAが騒げば、大仕事があっても驚けない。

提供:デイリースポーツ

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