土曜日、中京競馬場で行われるファルコンS(GIII・芝1400m)に美浦から出走する注目馬2頭について、各調教師のコメント。

■テンクウ(牡3・美浦・奥村武)について、奥村調教師。
「肉体面では大きく変わっていませんが、精神面では成長を感じます。前走(ジュニアC・OP)は1600mで勝っていますが、道中少し我慢をさせてもいましたので、1400mは良いかもしれないですね。

　先週しっかりやって気が入り過ぎているくらいなので、今週(3/14)は坂路で単走の追い切りでした。前走の時計がさほど速くはないですし、今回は重賞なので甘くはないでしょうから、チャレンジャーの立場で臨みます。賞金は稼げているので賞金加算にはこだわってはいませんが、できればここを勝って本番に向かいたいですね」

■アンブロジオ(牡3・美浦・菊沢隆徳)について、菊沢調教師。
「気性的にキッとなる馬で、普通の男馬とちょっと違うタイプです。これまではレース直前にビシッと追い切ったことがなかったのですが、今週(3/14)はやった方です。さほどパワーがあるわけでもないですし、真っすぐ走れればと思っていましたが、しっかりと走れていました。

　息遣いや肉体面は十分できていますし、良い状態をキープしています。瞬発力がある馬ではないので、前めでレースをしたいですね」

(取材・文：佐々木祥恵)