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【阪神大賞典】レインボーライン突き抜けた “善戦マン”返上「今年こそG1を」

デイリースポーツ
  • 2018年03月19日(月) 08時00分
 「阪神大賞典・G2」(18日、阪神)

 春の盾へと続く伝統のG2を制したのは、豊富なG1出走経験を誇る5歳馬レインボーライン。“善戦マン”のイメージからか、この日も3番人気に甘んじたが、長丁場で強豪相手にもまれてきた底力を存分に発揮。16年アーリントンC以来となる、2つ目の重賞タイトルを手にした。

 道中は後方3番手を追走。岩田は折り合いに専念し、しまい勝負にかけていた。手応え十分に勝負どころへと向かうと、このレースで3勝を挙げている名手は一瞬の隙を逃さなかった。「人気どころがモタモタしていたので。少し(仕掛けが)早いかなと思いましたが…」。ラスト1Fで先頭に躍り出ると、インに切れ込みながらも末脚一閃。一気にゴール板を貫いた。

 馬体重は前走の有馬記念(8着)から10キロ増の454キロ。岩田は「去年よりもしっかりしている。馬体もひと回り大きくなった」とさらなる成長を喜ぶ。この勝利で天皇賞・春(4月29日・京都)の優先出走権を獲得。「今年こそ、何とかG1に手が届くレースをしたい」と意気込んだ。浅見師も「最高でした。うまいこと乗ってくれました。賞金を加算できたのは大きい。次は天皇賞・春のつもりで」と満足げな表情。敗戦を糧に地力をつけてきた実力馬が、盾の主役候補に名乗りを上げた。

提供:デイリースポーツ

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