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レッツゴードンキ 強カワの手帖/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2018年03月21日(水) 18時00分
 第48回高松宮記念(25日=中京芝1200メートル)にエントリーしているレッツゴードンキ(牝6・梅田)といえば、どんな仕事にも全力で取り組み、相応の結果を出すキャリアウーマンのイメージだが、一部のファンからは、時折見せるかわいらしい表情、しぐさが注目を集めている。果たしてその実態は!? 身近で取材を続け、もはや“ギャップ萌え”状態の栗東の坂路野郎・高岡功記者が、彼女の大仕事の絶好機を見逃すはずがない。
 
 ネットの検索エンジンで「レッツゴードンキ」と入力すると、まず上位に出てくる関連ワードは意外にも「かわいい」。調教パートナーの前原助手が、そのあたりの“解説”をしてくれた。

「一昨年の高松宮記念(8着)の時が最初でしたね。カメラに寄ってくる(レッツゴー)ドンキが話題になって、それから“かわいい”と人気が出ました」

 今でもネットで探せば、その時の動画を見ることができる。レース前、待避所に入ってきたレッツゴードンキがいきなりテレビカメラに近寄ってきて、興味深そうにジロジロとチェック。その行動に思わず鞍上の岩田も笑ってしまう…といった感じ。前原助手によれば、昨年暮れの香港遠征時(スプリント6着)にも、かわいらしい面を見せていたそうだ。

「慣れない環境だったのもあって。遠征に一緒に行った牝馬のスマートレイアー(香港カップ5着)が近くにいることが安心感を与えてくれていたんでしょうね。あの馬がいない時はとにかく寂しがってしまって、ずっと鳴いていたんです」

 その時の様子をスマホの動画で見せてもらったが、馬房の中で落ち着きをなくし、鳴く姿はまるで幼い女の子のよう。ちなみにスマートレイアーと隣同士で、仲良く馬房に収まる姿も、ネットでは“萌え画像”として人気になったそうだ。

 ただし、そんなかわいい面がありながらも、競馬にいけばパワフルな走りを見せる…これこそがレッツゴードンキの一番の魅力だろう。

「前走のフェブラリーS(5着)にしても、ダートの強豪相手にあれだけ頑張ってくれて。普通ならレース後、ガタッときそうなところですが、そんな面をまったく見せないんだから、本当に大したものですよ」

 昨年の最優秀短距離馬に輝いたレッドファルクスとは、昨春の高松宮記念でクビ差先着の2着。そして秋のスプリンターズS2着時もまたクビ差の大接戦だった。今回もまたまた、そのレッドファルクスが最大の強敵となるが…。

スプリンターズS当時は(ヴィクトリアマイル11着からのぶっつけで)間に合わないかも…というような状況でした。それでもあれだけ走ってくれましたからね。今回の方が当時よりはるかに順調にきています。

 1週前(15日)にあれだけの時計(坂路4ハロン49・2-12・6秒)を出したのに、追い切り後はケロッとして、カイバをバリバリ食べてましたから。分かりやすい馬で、仮に調子が良くなかったら、カイバもあまり食べず、“近寄ってこないで”といった感じで馬房の奥の方にずっといるんですよね(笑い)」

 2015年桜花賞以来、約3年ぶりのG1勝利なるか。競馬界の「強カワクイーン」レッツゴードンキファイトが今から楽しみでならない。

(栗東の坂路野郎・高岡功)

東京スポーツ

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