大阪杯(GI・阪神芝2000m)に美浦から出走する
ゴールドアクター(牡7、美浦・
中川公成)と
メートルダール(牡5、美浦・
戸田博文)が、ウッドチップコースでそれぞれ最終追い切りを行った。追い切り後の関係者のコメント。
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ゴールドアクターについて、篠島調教助手。
「前走(
AJCC・GII・11着)後は短期放牧に出しました。こちらにすぐ乗れる状態で戻ってきましたが、最近はズブい面がありますので、5ハロンから速めにピリッとするような追い切りをしています。先週は時計は出ていましたが、好調な頃に比べて最後の切れが今ひとつでした。今日(3/28)は前の馬を2、3馬身後ろから追いかけて、終い抜け出す形の追い切りでした。予定通りにはできましたが、まだ最後弾けませんでしたし、ギアの上がり方も今ひとつですね。
前走は11着でしたが、幸い悪いところがない状態で戻ってきました。休みが長かったですし、年齢を重ねていることで、結果的には仕上がり不足だったと思います。今回は体がフックラして毛ヅヤも良いですが、本当に良い頃には戻りきっていないように思います」
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メートルダールについて、戸田調教師。
「前走(
金鯱賞・GII・8着)は展開が合わなかったですし、流れに乗った競馬ができなくて不完全燃焼でした。その分、ダメージもなく中2週でも元気です。今朝(3/28)は、ウッドチップコースで併せ馬の追い切りでした。霧の中で時計はわかりませんでしたが、近くで見ていたスタッフによると、ゴール前の動きは良かったとのことですし、状態は良いですね。
久々の右回りになりますが、特別左回りを選んで使っていたわけではないですし、問題はないでしょう。2走前(
中日新聞杯・GIII・1着)は時計だけ見れば前走の勝ち時計より優秀ですし、しっかり走れればと思います。
ゼンノロブロイ産駒なのでスローの瞬発力勝負になって器用さが必要な競馬ではモロさが出ますが、トータルで時計が速いレースは大丈夫です」
(取材・文:佐々木祥恵)