つい先日、雪が降るかと思うほど寒くなったと思いきや、一転!栗東は春を通り越して初夏を感じさせるほど気温が高くなりました。
寒い時期は冬毛が出る馬もいますが、ここまで暖かくなると冬毛は無用の長物ですね。
サトノダイヤモンドはまだ若干冬毛が残っていますが、だいぶ抜けてきています。ここ最近の暖かさも手伝い、日を追うごとに毛が抜けるピッチも上がってきているようです。
「そもそも冬毛が出たこと自体、初めてでしたね」と陣営は話していました。
牡馬は冬毛が出ない馬もいますし、昨年は出ていなかったということを考えると、やはりフランス遠征での疲れは相当なものだったのでは?と察せられます。
池江師は会見で、言葉を選びながらもはっきりと「少しずつ、一番いい頃に近づきつつあるとは思うので。まだまだ見捨てずに、長い目でゆっくりじっくり見守っていただけたらありがたいなと思っています」と話していました。
ただ、確実に良化しているのは確かなので、あと残り数日でどこまで良化中の“中”のピッチが上がるのかが鍵になるかな、と思います。
一方、元気いっぱいなのは
サトノノブレス。「まだまだ気持ちも若いですよ」と田重田助手も胸を張ります。
ほんと、体のハリも気合乗りも8歳という年齢を感じさせません。
「得意な2000m戦ですし、ここもアッと言わせたいですね」
(取材・文:花岡貴子)