毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。
【大阪杯(阪神芝の傾向)】
当欄で何度か触れてきたように、阪神芝は昨秋から安定して好状態が続いている。Aコース使用の先週でも内寄りの傷みは軽微だったが、仮柵設置のBコース替わり1週目で完全に高速馬場。レース傾向は前5週と同じ。ある程度強い馬が行くと、止まらない。内&前有利。
1週目の阪急杯(芝1400m)でダイアナヘイローが逃げ切ったのが典型例。4週目の若葉S(芝2000m)で8番人気の伏兵アイトーンが逃げ切ったのも馬場の恩恵もある。先週の毎日杯(芝1800m)で好位2番手からイン差しを決めたブラストワンピースもよくよく考えれば...