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混戦ムード漂うレース、好走の条件とは/ニュージーランドT展望

  • 2018年04月05日(木) 06時00分
 NHKマイルCへのステップレースという位置づけだが、本番とのつながりが弱いことは周知の通り。さらには今年からアーリントンCが翌週に移動してきたことで、そちらとのメンバーの食い合いも予想される。紛れの生じやすい中山マイルということもあり、二桁人気馬が馬券圏内に飛び込んでくることもしばしば。難易度の高い重賞である。

1.前走重賞組強し

 前走で重賞を使われていた馬が過去10年(阪神開催の2011年を含む)で8勝、直近では5連勝中。昨年はクライムメジャー、一昨年はアストラエンブレム、2015年はグランシルクと、前走で500万条件を快勝した素質馬が1番人気に推されたが、それぞれ8着、4着、2着に終わっている。器用さが求められる中山ということもあり、素質よりも経験値が求められる。

2.先行有利

 過去10年で4コーナーの通過順位が4番手以内だった馬が7勝。中山で先行馬有利は、あらためて言うまでもないと思われるかもしれないが、前出の1番人気3頭はいずれも先行できずに勝ち損ねている。強敵相手でも前で折り合える自在性があることが、勝ち負けするための必要条件になる。

3.馬格が必要

 上下差の少ないメンバー構成で、しかもほとんど毎年フルゲートになる。ごちゃごちゃした展開になることは必然的で、馬格に恵まれた馬がはっきり優位に立つ。過去10年のうち中山開催だった9年に絞ると、馬体重480kg以上が7勝している。


 注目はカツジきさらぎ賞を5着に敗れたが、クラシック路線への転身も選択肢に残っており、スローな流れでも折り合いを重視しての結果だった。馬体重は14kg増の490kgと、馬体面の成長は目を引くものがあり、マイル戦に戻る今回は本領発揮が期待される。デイリー杯2歳Sでは2着だったが、敗れた相手のジャンダルムホープフルS2着、弥生賞3着という世代の上位馬だし、3着のケイアイノーテックには2馬身半の着差をつけている。

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