自身3度目の
桜花賞チャレンジとなる
大野拓弥騎手(31)=美浦・フリー。過去2回は15、8着だが、今年は前哨戦の
アネモネSを制した
ハーレムラインとのコンビで初の桜冠を目指す。「操縦性が良く、しぶとく長い脚を使ってくれる馬」と評価するパートナーは、距離をマイルにしてから連勝街道をばく進中。勢いに乗って頂点をつかみたい。
大野は近2年、52、56勝と着実にキャリアハイを更新中だ。「たくさんの依頼をもらえるようになったし、今は乗っていて楽しいですね」と充実の日々に笑顔を見せる。父も騎手を目指したが、断念。「ボクがジョッキーになった時は、うれしそうでしたよ」と目を細める。14年に
スノードラゴンで
スプリンターズSを、16年には
サウンドトゥルーでチャンピオンズCとG1・2勝。しっかりと実績も積み重ねている。
仁川の大一番に向け、「初めて対戦する馬がほとんどで、分からないところもあるけど、毎回一生懸命走ってくれる。どんなレースになるか楽しみです」と意欲。ファン、そして父の応援も後押しに、クラシック初制覇に全力投球だ。(デイリースポーツ・村上英明)
提供:デイリースポーツ