「
桜花賞・G1」(8日、阪神)
史上7頭目となる無敗の桜の女王へ、直線堂々と先頭に立った2歳女王の
ラッキーライラック。しかし次の瞬間、信じられない末脚で、外から勝ち馬が駆け抜けて行った。
最内の1枠1番が懸念されたレース前だったが、ファンは単勝1・8倍の断然人気で後押し。好スタートからすぐに好位3、4番手につけて課題をクリアすると、道中も包まれることなく、抜群の手応えで4角を回って行った。直線坂下でタイミング良く追いだし先頭へ。勝利をほぼ手中にしたかと思われたが…。
石橋脩は悔しさを胸にしまい、「状態も良かったし、最後までよく頑張ってくれた。4角でも進路があいて、しっかり追いだしたが…。勝った馬に一瞬でかわされた。勝ち馬を褒めるしかないです」と淡々と振り返った。
デビューからの連勝も“4”でストップした。松永幹師も「ああいった競馬しかなかった。そう考えれば自分の競馬はできたと思う。勝ち馬がすごい末脚を使ったということ」とサバサバした表情。次はもちろん、
オークス(5月20日・東京)だ。「デビューの頃から、距離が延びていいタイプだと思っていたから」。舞台を府中に移してのリベンジを誓った。
提供:デイリースポーツ