以前も書きましたが、
ワグネリアンを最初に見たときに「これまで見た現役馬の中でも、特に
ディープインパクトによく似てる!」と衝撃が走りました。あれから、半年が過ぎますが今でもその考えは変わりありません。
ディープインパクトの体つきについて池江泰郎先生は「調教を重ねていって水っぽさが抜けてきた」と話していましたが、息子の
ワグネリアンもどんどん実が引き締まっているように見えます。やっぱり似てる、とつくづく思います。
会見で友道師が「隣の馬房で仲の良い
ジュンヴァルロと一緒に中山に行けるのはいいこと」と話していました。
ジュンヴァルロを担当している島厩務員にも伺いましたが「そう、普段から仲良しなんだよ」とのこと。人間でも同じでしょうが、馬房が隣だからといって必ずしも気が合う訳ではありませんよね。でも「この2頭は大丈夫」(島厩務員)なんだそうです。なんか、ホッコリします。
2勝馬の
ジュンヴァルロは賞金的に
皐月賞への出走が難しかった場合を考えて、
アーリントンカップと両睨みで調整されてきました。が、今年の
皐月賞はまさかのフルゲート割れ。運がありますね。さらに言うと、16番枠は決して歓迎材料ではないでしょうが、実は友道厩舎が初めてクラシックを制した2009年の
皐月賞・
アンライバルドと同じ枠番だったりもします(あのときは、外にあと2頭いましたが)。
そして、気になるのは週末の中山のお天気。水曜の時点ではずっと雨予報でした。しかし、最新の情報では土曜日は曇り、日曜が雨に変わっています。
「土曜の競馬の最中に雨が降ったら、中山の馬場は一層荒れてします。でも、曇りならそれよりはひどくならないだろうね」(島厩務員)
友道師は「
ワグネリアンは多少馬場が渋っても大丈夫」とは言っていましたが、ちょうどそのくらいのお湿りになるかな!?
(取材・文:花岡貴子)