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オジュウチョウサンなど、中山グランドジャンプ厩舎情報/美浦トレセンニュース

  • 2018年04月13日(金) 12時10分
 勝てばJGI最多勝記録(ジャンプグレード導入後)更新など、いくつかの記録更新、樹立がかかるオジュウチョウサンはじめ、中山グランドジャンプに臨む美浦所属馬の注目馬について、関係者に話を聞いた。

オジュウチョウサン(牡7・美浦・和田正一郎)について、石神深一騎手
「前走(中山大障害・JGI・1着)が厳しいレース内容でしたし、ダメージがなかなか抜けず、1月中旬には体調を崩していました。何とか立て直して3月1日から調整を進めてきて、態勢はまずまず整っています。先週の追い切りは少し重い動きだったので、今週(4/11)はこれまでのレース週に比べて強めの追い切りをしました。できればひと叩きしたかったですが、やれることはやってきました。

 これまでも休み明けでも結果を出してくれて、こちらが心配したことが無駄だったと思うほど賢い馬です。アップトゥデイトは元々強いと思っていましたが、100%の力を出すとオジュウチョウサンとは差はないと前走で改めて確認しました。今回はいろいろな記録がかかっていますし、それを達成したいと思っていますので、馬を信じて乗ります」

シンキングダンサー(牡5・美浦・武市康男)について、武市調教師。
「前走(阪神スプリングJ・JGII・5着)は飛越が低くて安定感を欠きましたが、馬場が緩くてノメッていたようです。前走後は短期放牧に出ていますが、前走ひと叩きしたことで馬体も引き締まってきました。調整は順調にきていますので、できれば良馬場でやりたいですね」

マイネルクロップ(牡8・美浦・畠山吉宏)について、山本康志騎手。
「前走(ペガサスJS・OP・1着)はこの馬の力をまだ出し切っていなかった分、中2週でも問題ないでしょう。前走は重賞でも勝てるようなメンバーが相手でしたが、やれるものを持っているという手応えを感じて臨みました。初距離もこなしてくれて、余力を残して勝ってくれましたね。今回はJGI馬がいますし、距離も延びて斤量も増えます。胸を借りるという立場ですが、自分のこれまでの経験の中でもJG1で活躍できる馬という気持ちで臨みたいと思います」

(取材・文:佐々木祥恵)

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