16日の午前1時半ごろ、
皐月賞を制した
エポカドーロは無事、栗東トレセンに帰厩した。
一夜明け、
エポカドーロは与えられたカイバを食べながら自厩舎でゆったりと過ごしていた。
「普段どおりです。落ち着いています」と担当の藤森厩務員は笑顔で話した。
藤森厩務員はゲートへついていったため、移動中のバスの中で見ていた。
「理想どおりの位置取りで前にいたから、直線を向いて自分の前の馬をかわせたら勝てるかな、と思いましたね」
エポカドーロの競馬センスの良さに藤森厩務員は改めて感心する。
「
ゴーサインが出たら、自分からハミを取っていく。そのようにジョッキーの指示通りに動けるのがこの馬の強みです」
日本ダービーでは距離が2ハロン延びるが、そのあたりはどうだろうか。
「こなせると思います。
オルフェーヴルの血統ですしね。父のように育ってくれればいいですね」
(取材・文:花岡貴子)