「天皇賞(春)・G1」(29日、京都)
雨で重くなった馬場も何のその、
クリンチャーがしっかりと動いた。1週前追い切りは18日、栗東CWで単走追い。道中は折り合いを重視して、ゆったりしたペースで進む。ラスト1Fは一杯に追われ、6F83秒8-39秒5-12秒2。時計は上々だ。
宮本師は「今週、しっかりやっておきたかった。これなら来週は坂路でサラッとで十分。余分な部分がなくなり、使われながら長距離仕様の馬体になってきている」と予定通りの調整が進んでいることを笑顔で伝えた。
京都記念からの連勝を期待された前走の
阪神大賞典。
武豊を鞍上に迎え、1番人気に推されながら3着に敗退した。「折り合いに課題があるのが分かった。その点を修整している」とトレーナー。秋には
凱旋門賞挑戦も視野に入れており、「まずはこのレースでいい結果を」と大きな期待を持って春盾に向かう。
提供:デイリースポーツ