「マイラーズC・G2」(22日、京都)
阪急杯2着の
モズアスコットが重賞初制覇へ向け、栗東坂路で強烈な伸びを披露した。
栗東坂路の中腹。18日、
モズアスコットが胸のすくような加速を示した。先行していた
タイセイサミット(5歳オープン)を目標として認識。4F51秒2-37秒5、ラスト2Fは12秒1-12秒6のラップを刻み、2馬身先着を果たした。
馬場開場後、1時間半近く経過した時間帯。開門直後とは違い、力を要する馬場コンディションでも足かせとはならない。反応してからの伸びは、とにかく素晴らしかった。
「伸びは強烈でした。エンジンのかかり方が違いますし、いい状態で臨めると思います」。全てにおいてパワフルだったと騎乗した宮内助手は表現。矢作師も「朝一番ではない馬場での時計。さすがだったと思います」と納得の表情だ。
前走の
阪急杯は、惜しくも2着に敗れたが、外枠、前残りの展開と厳しい状況に追い込まれての結果。リフレッシュした今回は、これまでにないほど落ち着いており、精神面の成長もうかがえる、という。「マイルは2戦2勝で折り合いにも問題はありませんからね。
安田記念に向けて、賞金を加算したい」。マイルの頂上決戦を視界に捉えたい、とトレーナーは力を込めた。
提供:デイリースポーツ