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稀代のクセ馬パキスタンスターが圧勝!アルアイン5着、ダンビュライト7着/クイーンエリザベスII世C

  • 2018年04月29日(日) 20時20分
 29日、シャティン競馬場で行われたクイーンエリザベスII世C(G1・芝2000m)は、3番手で進めたW.ビュイック騎手騎乗のパキスタンスター(香・A.クルーズ厩舎)が直線で内から抜け出し、後続を突き離し3馬身差の圧勝。勝ちタイムは良馬場で2:00.21。国内発売では5番人気、単勝790円だった。

 以下、A.サナ騎手騎乗の7番人気ゴールドマウント(香・A.クルーズ厩舎)、B.プレブル騎手騎乗の6番人気イーグルウェイ(香・J.ムーア厩舎)と伏兵が続き、3連単209530円と波乱の結末。

 日本から参戦、C.デムーロ騎手騎乗のアルアイン(栗東・池江泰寿厩舎)は中団からレースを進め第4コーナーでは前を射程圏内に入れる勢いだったが、直線伸びず5着。T.ベリー騎手騎乗のダンビュライト(栗東・音無秀孝厩舎)は2番手で進めたが、直線で後続に飲み込まれ7着だった。

 パキスタンスターは父Shamardal母Nina Celebre、その父Peintre Celebreという血統。昨年のこのレースでネオリアリズムの2着になるなどの実績馬だが、デビュー戦では出遅れ、離れた最後方から直線だけで大外一気の差し切り勝利、G3・プレミアプレートではスタート後200mほどで走るのを拒否し超大差負け、その後のバリアトライアルでも同様のクセを繰り返し出走停止処分を受けるなど、稀代のクセ馬として知られていたが、この大舞台で実力馬が初のG1の勲章を手に入れた。

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