「NHKマイルC・G1」(6日、東京)
闘志を内に秘め、相棒の力を引き出すことに集中する。師匠・池添兼師の管理馬
カツジで挑む大一番を前に、松山は「チャンスをものにしたいです。先生のところでデビューしていなければ、ここまで乗せてもらえなかったので」とキッパリ。感謝の思いを力に変え、懸命に手綱を取る。
前走の
ニュージーランドTでは、師弟で初めての重賞制覇。「うれしかったですね。周りから連絡もありました」と反響も大きかった。「先生は自分のところの馬もそうですが、よその馬に乗っても競馬はもちろん、調教もすごくよく見てくださっています。ありがたいですね」。デビューから約2年後にフリーになって以降も絆は不変。重賞Vの勢いも追い風に、栄冠を目指す。
池添兼師は「17年(
アルアインで)G1を勝たせてもらって自信も持っている。馬はいい状態。あとはジョッキーが考えて乗るだろう。一緒にG1を勝てれば最高」と期待する。先週の
天皇賞・春(
ヤマカツライデン=10着)に続き、師弟で挑む2週連続G1。目の前の好機を逃すつもりはない。
提供:デイリースポーツ