春の古馬女王決定戦にふさわしい好メンバーが集結。人気は4歳勢に集まりそうだが、果たしてどの馬が女王の座に輝くか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■5/13(日)
ヴィクトリアマイル(4歳上・牝・GI・東京芝1600m)
ミスパンテール(牝4、栗東・
昆貢厩舎)は
ターコイズS、
京都牝馬S、
阪神牝馬Sと重賞3連勝(1600万から4連勝)中。前哨戦の
阪神牝馬Sでは逃げの手に出て勝利しており、成長に加えて自在性まで身につけていることをアピールした。東京では1戦して10着だが、これは距離が長かった
オークスだけに度外視していい。5連勝で女王の座を奪取できるか。
リスグラシュー(牝4、栗東・
矢作芳人厩舎)は
阪神牝馬Sで
ミスパンテールとタイム差なしの3着だったが、前半3Fが37秒2という超スローペースに持ち込まれたことを考えれば、むしろ良く追い詰めたと評価していいだろう。今回は重賞2勝を挙げている東京コース。調教の動きも素晴らしく、逆転のチャンスは十分だ。
アエロリット(牝4、美浦・
菊沢隆徳厩舎)は昨年の
NHKマイルC覇者。秋の
秋華賞では7着に敗れたものの、今年初戦の
中山記念では牡馬相手にクビ差の2着と、さすがの実力を見せた。得意の東京に替わるここでも上位争いは必至だろう。なお、主戦の
横山典弘騎手が
ミスパンテールに騎乗するため、今回は
戸崎圭太騎手とコンビを組む。
その他、
阪神牝馬S惨敗からの巻き返しを期す
ソウルスターリング(牝4、美浦・
藤沢和雄厩舎)、
高松宮記念2着の
レッツゴードンキ(牝6、栗東・
梅田智之厩舎)、昨年の覇者
アドマイヤリード(牝5、栗東・
須貝尚介厩舎)、昨年の2着馬
デンコウアンジュ(牝5、栗東・
荒川義之厩舎)なども戴冠を狙う。発走は15時40分。