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ベテランが勝ち負けに絡んでくるレース/京王杯スプリングC展望

  • 2018年05月09日(水) 06時00分
 安田記念に向けた前哨戦であるのと同時に、この時期適当な番組がない短距離馬の目標レースという側面もある(高松宮記念以降、1400m以下の重賞はこれが初めて)。短距離路線組とマイル路線組、さらには上がり馬も参戦して、戦力比較が難しいメンバー構成になるのが常だ。

1.高速上がりのキレ味勝負

 レース上がり3Fが35秒を切ったことが過去10年中9回。重馬場の昨年でさえレースの上がり3Fは34.2秒だった。上がりが速くなるのにかかわらず差し・追い込み馬が強いレースで、過去10年で先行馬の勝利は2例のみ。昨年のレッドファルクス、一昨年のサトノアラジンのように、キレ味に自信のある差し馬に向いたレースになりやすい。

2.高松宮記念組中心

 前走で高松宮記念を使っていた馬が過去10年で[4-1-3-23]。マイル路線組がさまざまな前哨戦に分散するのに対して、短距離路線組はここに集中するため層が厚くなる。2015年にサクラゴスペルが5番人気で、2014年にはレッドスパーダが10番人気で勝利しているように、高松宮記念で能力を発揮しきれなかった馬の巻き返しが、京王杯で穴になりやすい。

3.ベテランが侮れない

 前出のレッドスパーダは8歳、サクラゴスペルは7歳での当レース制覇だった。昨年も8歳のクラレントが2着して、一昨年も7歳のサンライズメジャーが2着するなど、近年は高齢馬が勝ち負けに絡んでくる。4歳馬は過去10年で2勝を挙げているものの、連対率では4.3%と不振。


 ダンスディレクター武豊騎手が騎乗すると4・1・2・4着。すべて人気以上の着順で、勝ち馬と0.2秒差以内で走っている。3年前に当レースを使った時は12着に沈んだが、直線で行き場をなくして満足に追えなかった結果。右手前を好む馬であり、中京では先の高松宮記念を含めて[0-1-2-1]。左回りの長い直線はおそらく合っている。

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