netkeiba.comをご覧の皆様、お久しぶりです! 元岩手競馬の騎手で、今は自称競馬評論家の鈴木麻優です! 引退して早くも5ヶ月が経ち、おかげさまで楽しい生活を送らせていただいています!
今週末は4歳以上の女王を決める熱いレース、第13回
ヴィクトリアマイルですね。好メンバーが集まりましたし、とても楽しみにしています。今回はこのレースを“元騎手ならではの視点”で分析してみようと思います! 予想の参考になれば嬉しいです。
私が予想の中で重要視しているのは「コース適性」です。では、
ヴィクトリアマイルが行われる「東京・芝・1600m」はどういうコースかというと、一言でいえば“実力が発揮しやすいコース”です。ただ、重要となってくることが1つあります。それは“最後の坂を乗り越えられるスタミナ”です。
私が注目しているのは、昨年のこのレースの覇者・
アドマイヤリードです。昨年は人気薄でしたが、最後の直線、坂を越えて他馬の脚色が鈍ったところで鋭く抜け出して勝利。波乱を巻き起こしました。その後は敗戦が続いていましたが、前走の
阪神牝馬Sでは
M.デムーロ騎手との初コンビで、直線不利があったにもかかわらず勝ち馬の
ミスパンテールに0.1秒差の4着と復調の兆しを見せています。
東京コースでは[1-0-1-2]と、パッと見では好相性とは言えないかもしれませんが、着外の1つは2400mの
オークスで、12着の
東京新聞杯も着順ほど離されていません。また、このレースは連覇を達成した
ストレイトガールや
ヴィルシーナなど、リピーターが多いレースだということも心強いです。デムーロ騎手はコンビ2戦目で背中の感触をつかんでいるでしょうし、今回どう乗ってくるかという意味でも期待しています。
ほかには昨年の秋から力をつけ、
横山典弘騎手騎乗で重賞3連勝中の
ミスパンテール。東京競馬場は
オークスでの10着という経験しかないのは気になりますが、前走の
阪神牝馬Sでは逃げ切って競馬の幅を見せたことからも注目しています。
もう1頭、今年から徹底的にマイル路線で戦い、ここを目標にローテーションを組んできた
リスグラシューも気になる存在。東京芝1600mの重賞を2勝とコース適性も十分で、特に2走前の
東京新聞杯で牡馬を相手に抜け出した内容は特筆モノです。
このレースは「勝ち馬は外枠から、2・3着馬が内枠から」という傾向が強いので、最終的な馬券の組み立て方は、枠順が出てから決めようと思っています。
---------
公開中の
日本ダービー特設ページでは、全員に
ウマい馬券で予想がみられるポイントを毎日プレゼント中! ポイントは週末の
ヴィクトリアマイルの予想にも使えます。鈴木麻優さんの予想をぜひご覧ください。