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日本ダービー・G1」(27日、東京)
4戦無敗の2歳王者が持ち味のスピードを存分に見せつけた。昨年度の最優秀2歳牡馬
ダノンプレミアムは10日、栗東CWで余力十分に併入。
皐月賞を右前挫石で回避したが、その後の調整は順調そのものだ。本番に向け、万全の態勢を整えていく。
躍動感は十分だ。昨年度の最優秀2歳牡馬で、
皐月賞を右前挫石で回避した4戦無敗の
ダノンプレミアムは、前走後初の併せ馬を敢行。栗東CWで
ゼンノサーベイヤー(5歳1600万下)を大きく追走し、直線は内へ。一杯に追われる僚馬に対して馬なりのままで馬体を並べ、最後は抜け出しかけたものの手綱を押さえて併入に。6F84秒1-39秒2-11秒6を計時した。
騎乗した猿橋助手は「4コーナーまで気持ち良くちょうどいいくらいに乗って、並ぶようにという指示。動き出したら反応もスピードも速かった。相手も動く馬だけど、取りつくところが速い。順調に来ています」と納得の表情でうなずく。挫石発覚後、コースで長めから追われるのも初めてだったが、「特に違和感はなかったです。波のある馬じゃないし、変わらず良好です」と歯切れはいい。
世代屈指の先行力で4戦4勝と結果を残してきた。一気の距離延長にも「折り合いとかをちゃんとすれば何とかなると思っています。上手に気分良く行ければ」と、自分の競馬ができれば不安はない。来週の1週前リハには、主戦の川田が騎乗する予定。1冠目回避の影響を物ともせず、2歳王者が大一番へと着実に調整を進めていく。
提供:デイリースポーツ