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【オークス】パイオニア&ロサグラウカ 才能開花!V目指すルーラーシップ産駒2頭

デイリースポーツ
  • 2018年05月18日(金) 08時00分
 「オークス・G1」(20日、東京)

 栄冠を目指すルーラーシップ産駒2頭に注目だ。フローラS2着のパイオニアバイオ母アニメイトバイオは、10年オークスで11番人気ながら4着に健闘した。父の母エアグルーヴは96年のオークス馬。血統の後押しも受けて大舞台での好走を誓う。また、ロサグラウカは母の母ローズバドが01年に2着、さらにその母のロゼカラーが96年に4着と、オークスに縁が深い“バラ一族”。陣営が出走を熱望した舞台で上位進出を目指す。

 血が騒ぐ。フローラSでは13番人気(16頭立て)と前評判は高くなかったが、パイオニアバイオは好位からしぶとく首位争いに加わり、最後方から差し切ったサトノワルキューレから首差の2着に激走。今年から優先出走権が2着までになったため、まさに値千金の出走切符をつかみ取った格好だ。

 母アニメイトバイオは、アパパネサンテミリオンが1着同着となった10年オークスで4着。母も管理した牧師は「頭の高いところ、走法なんかは母と似ているね。ただ、娘の方が勝ち気だね。前走の疲れもなく順調に来ている」と目を細める。新コンビを組む北村宏も「いろいろな競馬ができるイメージ。母に似ていてフォームにも特徴がありますね」と感触をつかんだ様子。アニメイトバイオの現役時に2度の騎乗経験があり、実戦でも良さを十分に引き出してくれそうだ。

 2戦2勝のロサグラウカはデビュー前からオークスを意識してきた素材。前走後も、成長を促すためにトライアルを使わずじっくり力を蓄えてきた。「初めての左回りも問題ないし、距離が延びるのもいい」と尾関師はスタミナ面には自信を持っている。半姉バンゴールは3年前のトライアルで6着に終わり、樫の舞台に進めなかった。バラ一族の期待を一身に背負って、府中の長い直線で全能力を発揮する。

提供:デイリースポーツ

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