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オークス・G1」(20日、東京)
桜花賞7着からの反撃を期す。18日、角馬場と栗東CWで入念に体をほぐしたあと、いつものように締めのゲート確認で、輸送前の最終調整を終えた
レッドサクヤ。「馬はいいぞ」。仕上がりに胸を張った藤原英師は、「外よりも良かった」と5枠10番にも納得の様子だ。
手綱を握る福永にとっては現役単独最多となる
オークス4勝目が懸かる。04年
ダイワエルシエーロ、05年
シーザリオ、07年
ローブデコルテと、過去のV戦では勝負強さを発揮してきた。今週はサクヤの追い切りに騎乗し、「
エルフィンSの時に比べて乗りやすくなっている。以前はもう少しハミを取っていた。距離は何とかごまかせると思う」と手応えを口にする。
トレーナーも前向きな言葉を並べる。「前走よりも体質がしっかりとした。ガタッとこなくなった」と成長ぶりに力強くうなずく。全姉
エバーブロッサムは13年
オークス2着馬。
フジキセキ産駒の姉
エイジアンウインズは師が管理し、08年
ヴィクトリアマイルを制した。「筋肉は似ている。でも、姉は気性がきつかった。この馬はゆったりとしている。その分、距離が持つ」と初距離への対応に自信をのぞかせる。リーディングトレーナーと
オークス男の黄金タッグで、女王の座をガッチリとつかみ取るか。
提供:デイリースポーツ