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【オークス】アーモンドアイ 樫も圧勝! いざ牝馬三冠へ 国枝師「すごい馬」

デイリースポーツ
  • 2018年05月21日(月) 06時03分
 「オークス・G1」(20日、東京)

 あきれるほどの強さだった。単勝1・7倍の1番人気に推されたアーモンドアイが難なく牝馬2冠を達成。管理する国枝師にとっては10年アパパネに続く快挙となった。もはや同世代に敵はなし。今秋の秋華賞で史上5頭目の三冠牝馬を目指していく。

 牝馬クラシック2冠を達成した喜びよりも、単勝1・7倍の圧倒的な1番人気の支持に応えることができた安堵感に満ちていた。アーモンドアイを管理する国枝師は「自信はあったけど、競馬だから何が起こるか分からない。勝ててホッとしています」と冷静に振り返った。10年には牝馬三冠を制したアパパネで同じくオークスを勝ったが、「あの時は(サンテミリオンとの)同着で、なかなか写真判定が出なくてヤキモキしたからね。今回は人気はしていたけど、比較的ゆったり見られたかな」と愛馬の能力に全幅の信頼を寄せていた。

 とはいえ、アーモンドはレースが近づくにつれてテンションが上がり、発汗も目立っていた。桜花賞ではほぼ最後方から一気に突き抜けたが、今回はスタートをポンと出るとムキになって走り、想定外の6番手からの競馬。「ちょっと掛かり気味だったので、どうかなと心配した」と指揮官も一瞬不安を抱いたが、向正面で折り合いがつくとひと安心。直線に入るといつものように極上の末脚を繰り出してアッという間に先頭に立ち、追いすがるライバルたちを寄せ付けずフィニッシュ。2分23秒8の勝ちタイムは12年ジェンティルドンナのレースレコードに0秒2差という優秀なもの。「ジェンティルと同じようなタイムで走れたし、すごい馬です」とトレーナーは感服した。

 昨年8月のデビュー前の調教から「これはちょっとモノが違う」と早々と潜在能力の高さを見抜いていた。その慧眼(けいがん)に狂いはなく、いともあっさりと2冠を手中にした。秋はもちろん秋華賞(10月14日・京都)で牝馬三冠を目指す。ぶっつけで臨むプランもあるが「様子を見ながら決めたい」と師。無限の可能性を秘めたロードカナロア産駒に、さらに大きな夢を託していく。

提供:デイリースポーツ

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