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ダノンプレミアム中内田師「無事にゲートインできるように」/日本ダービー共同会見

  • 2018年05月23日(水) 18時30分
ダノンプレミアムを管理する中内田充正調教師

――いよいよダービーです。いまの心境は?
中内田 レース当日を無事に迎えられるように、という気持ちだけですね。

――これだけの馬で臨む日本ダービーですが?
中内田 無事にゲートインできるように、という気持ちだけです。

――プレッシャー云々よりも、それが一番ということですか?
中内田 そういうことですね。

――前走の弥生賞を振り返ってください。
中内田 スタートはいつもどおり良かったですし、1コーナーの入りで少し力みがみられましたのでその辺を心配しながら見ていましたけど、4コーナー回ってくるときは馬場のいいところを選んでもらって終いまでしっかり走れていた感じですね。

――弥生賞の前はコース形態がトリッキーなので期待より不安が大きいと話をされていましたが?
中内田 やはり向こう正面に入るときに馬が力んで行ってたところを見ていたので、その辺は課題でした。それでもジョッキーが上手に馬に教えてくれたかな、と思っています。

――その後、残念ながら皐月賞を回避されました。それも含めて日本ダービーまでの調整過程を教えてください。
中内田 皐月賞をザ石で回避して、2週間くらい調教ができない状態が続きました。その後はずっと順調にダービーを目指して追い切りを重ねました。いい状態でダービーまで持っていけるかな、と思っています。

――ここまでの苦労は?
中内田 日々のケアであったり、調教であったり、普段やっていることをこなす、というところでした。それにここまで応えてきてくれた馬が偉いな、と思います。

――1週前追い切りを振り返ってください。
中内田 ちょっと強めの負荷を掛けたかったので、しっかり時計も出ていましたし、ジョッキーも納得できる動きをしてくれたかな、と思っています。

――今朝の最終追い切りについて教えてください。
中内田 CWコースを1周半、半マイル(800m)から5ハロン(1000m)時計になっていればいいかな、という感じで。道中はリズム重視。引っ張り殺さずにリズムよく運んでくれれば、というところですよね。終いはサーっと馬が気持ちよく動けるところで、ギアをひとつずつ上げていくようなイメージでした。

――総合的な評価は?
中内田 本当に順調に追い切りを終えられたかな、というところです。

――ザ石の影響はないと?
中内田 はい、それは大丈夫です。

――これまでレース間隔をあけながらレースを使ってきましたが、今回も結果的に開いてしまいました。そのあたりは?
中内田 そうですね。結果的に間隔が開いたというのが正しい表現だと思います。休み明けでも上手に走れる子ですので、その辺は心配してないですね。

――プラスに考えたいというところですか?
中内田 うーん、それはね、競馬に行ってみないとわからないところです。あとは間隔が開いたということよりも距離のほうが不安は残りますね。

――その2400という距離について伺います。
中内田 前走の内容から考えると、もう少し力みは取れて欲しいかなという感じはあります。でもやっぱり学習能力の高い子なのでこなせるんじゃないかな、というのが半面、当日の雰囲気も含めて不安な半面も、両方あります。

――そのためのトレーニングは?
中内田 普段意識はしてますけれども、実際の競馬につながるかどうかは当日競馬に行ってみないとわからないというところですね。

――距離は違いますが、東京コースはサウジアラビアロイヤルCで勝っていますね。
中内田 左回りは上手に走ってくれるかな、というイメージはありますね。

――相手関係は?
中内田 すべての馬が相手だと思います。GIを勝っている馬もいますし、評判馬もいますので。18頭全部が勝つチャンスがあると思っています。

――競馬のイメージ、頭に思い描いているものはありますか?
中内田 位置取りというより、ダノンプレミアムのリズム重視でいって欲しいな、というところですね。

――希望の枠順は?
中内田 抽選ですし、どこに当たるかわからないですけど。正直なところ、こだわりはないですね。スタートがいい馬なので極端な枠でなければいいかな、と思っています。

――最後に意気込みを。
中内田 皐月賞は残念な思いをしています。ダノンプレミアムはダービーに向けて調教に耐えてくれています。いい状態で出走させられると思っています。あとは当日まで無事に持っていければと思っています。

(取材・文:花岡貴子)

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