大阪杯を勝ったスワーヴリチャードが安田記念に参戦。初のマイル戦をこなしてGI連勝なるか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■6/3(日)　安田記念(3歳上・GI・東京芝1600m)

　スワーヴリチャード(牡4、栗東・庄野靖志厩舎)は大阪杯で念願のGIタイトルを奪取。未勝利勝ちしか実績がない右回りがどうかという声もあったが、早め進出からの押し切りで春の中距離王の座に輝いた。今回はキャリア初のマイル戦となるが、東京へのコース替わりは大歓迎。初距離を克服してのGI連勝なるか。

　ペルシアンナイト(牡4、栗東・池江泰寿厩舎)は大阪杯で3/4馬身差の2着。今年初戦の中山記念で5着に敗れ人気を落としていたが、大舞台で本来の実力を発揮した。昨秋のマイルCSを3歳馬の身で制しているように、こちらは1600mがベスト。逆転してのマイルGI連覇を期待したい。なお、主戦のM.デムーロ騎手はスワーヴリチャードに、前走コンビの福永祐一騎手はサングレーザーに騎乗するため、今回は川田将雅騎手とコンビを組む。

　サングレーザー(牡4、栗東・浅見秀一厩舎)は前哨戦のマイラーズCを制覇。後方待機から直線突き抜けてのコースレコードVという非常に強い勝ち方だった。初の東京コースでもその末脚は存分に生かせるはず。同世代の強豪を破ってGIタイトルを手にできるか。

　その他、ヴィクトリアマイルで僅差2着のリスグラシュー(牝4、栗東・矢作芳人厩舎)、ドバイターフ3着以来のリアルスティール(牡6、栗東・矢作芳人厩舎)、高松宮記念8着からの巻き返しを期すレッドファルクス(牡7、美浦・尾関知人厩舎)、ヴィクトリアマイル4着のアエロリット(牝4、美浦・菊沢隆徳厩舎)なども戴冠を狙う。発走は15時40分。