鳴尾記念(6月2日・阪神2000m)で2016年
アメジストS以来、
武豊騎手とのコンビになる
マルターズアポジー(美浦・
堀井雅広厩舎)。1週前追い切りまでは美浦で消化し、直前に栗東へ入厩。最終追い切りはCWコースで行っている。
Eコースを軽く歩かせた後、正面入口からCWへ入場。馬の少ない時間帯だったこともあり、気分よく走って向正面へ。美浦所属馬なので、映像での追い切りの動きは確認したことはあったが、ライブでの動きは初めて。映像からは行きたがるイメージがあったが、そんなところは全くない。
ただ、3コーナーから4コーナーにかけてのスピード感は美浦の南Wコースでの映像同様、迫力満点のスピード感。スピードに乗ったまま、最後の直線に入り、ゴールまで軽快に駆け抜けていく。
時計は6F81.9〜5F65.8〜4F51.1〜3F36.8〜1F12.0秒。これだけしっかりと時計を出せるのは滞在しているからこそ。阪神芝2000mは
大阪杯で苦い経験があるものの、今回の頭数と状態から、あっさりの逃げ切りがあっても全く不思議ではない。
(取材・文:井内利彰)