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【安田記念予想】一発の可能性がある馬と人気上位馬の不安な点

  • 2018年06月02日(土) 18時00分
 6月3日に行われる春のマイル王決定戦・安田記念(GI・芝1600m)。今年は大阪杯(GI・芝2000m)でGIを初勝利しマイルとの二階級制覇を狙うスワーヴリチャード、前哨戦のマイラーズC(GII・芝1600m)を快勝したサングレーザー、昨秋のマイルCS(GI・1600m)を3歳で制したペルシアンナイトなど、4歳馬を中心に多士済々の混戦模様。

 そこで今回は、指数を駆使して穴馬を見つける、「負けない女」の異名でも知られる山崎エリカさんにマイル戦に臨むスワーヴリチャードと、前哨戦のレベルという観点から現時点での見解を伺った。

スワーヴリチャードは「前有利」の流れへの対応力がカギ

 今年の大阪杯は、前半5F61秒1-後半5F57秒1のどスローでした。この超々スローペースがなぜ発生したのかというと、楽に2番手を死守したダンビュライトが折り合いに専念し、緩いペースで逃げるヤマカツライデンを交わさなかったから。これは音無厩舎の「逃げ厳禁」主義と、体内時計の優れた武豊騎手ルメール騎手の不在がもたらしたと見ています。

 そのペースを利して、向正面から一気に捲って行ったのがスワーヴリチャード。右にもたれる癖を利して、早め先頭から内ラチに貼り付かせる、完璧騎乗での勝利でした。前が5F通過59秒台を意識すれば、スワーヴリチャードは捲ることができず、4角でがつんと大外に張られて勝ち切れなかった可能性はあります。

 しかし、大阪杯スワーヴリチャードを見ながら動いた後続勢を、しっかりと置き去りにしているのは、この馬の強さでしょう。スワーヴリチャードが古馬最強かと聞かれれば、まだ「?」がつきますが、トップクラスであることは間違いありません。

 また、この馬にとって、マイル戦は短いでしょう。長くマイル戦を使われていれば、それ相応の馬になれる可能性はありますが、前走芝2000mで序盤後方からのレースをしていると、マイル戦の今回では、テンに置かれて、どうしても後方からのレースになりがち。要は、前が有利の流れになった場合の対応力が心配ということです。さらに今回は、宝塚記念へ向けての叩き台である可能性も高いので、私自身はあくまでも相手候補の1頭という評価です。

◆前走で最もレベルが高かったレースは

 各馬の前走で最もレベル(PP指数)が高かったのは、サングレーザーが優勝したマイラーズCです。今年のマイラーズCは超高速馬場だった上に、ロジクライが先行争いを制して淀みないペースで逃げ、モズアスコットが直線序盤で先頭に立ったことで、1分31秒3のレコード決着が発生しました。サングレーザーモズアスコットエアスピネルが4着以下を3馬身も突き放していることからも、レベルの高さが窺い知れるでしょう。サングレーザーは本当に強くなりました。

 一方、競走馬は、強豪相手と戦って高指数で勝ち負けすると、その後「お疲れ様状態」になることも少なくありません。実際にエアスピネル安田記念を回避しなければならなくなりました。また、モズアスコットも先週のオープンで2着に敗れました。そういう意味では、サングレーザーもローテーション上の危険が伴うでしょう。強いので当然、無視もできませんが過信も禁物。また、モズアスコットは相手関係を考えれば、前走は凡走したと言っていいでしょう。出走が叶えば面白いと思っていましたが、出走が確定しました。一発の可能性もあると思います。

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