「
エプソムC・G3」(10日、東京)
先週3日の
安田記念は6着までを4歳馬が独占。今週の府中もハイレベル世代の一頭、
ダイワキャグニーが主役を務める。
デビュー時から大きな期待をかけられてきた素質馬が、いよいよ大輪の花を咲かせるか。
ダイワキャグニーが重賞初タイトルを目指して出陣する。
前走のメイSは、中団のやや後ろという意外な位置取り。菊沢師は「あれで大丈夫なのか」と不安が脳裏をかすめたそうだが、直線に入ると狭い馬群をこじあけて抜け出し、追い込んできた
ストーンウェアを半馬身抑えて勝利を決めた。「これまでにない収穫のある勝ち方でした」とトレーナーは内容を高く評価する。ここで負けていれば準オープンに降級。そういった意味でも大きな勝ち鞍だった。
1週前追い切りは美浦Wで僚馬
ミッキーポジション(3歳1000万下)と併入。中2週とレース間隔が詰まっていることもあって、6F86秒5-40秒9-12秒8とタイムは控えめだが、それでもリズミカルなフットワークからは好調キープがうかがえた。
「勝った後も変わらずいい感じ。気性はまだ子どもだけど、体つきは随分しっかりしてきた」と、調教パートナーに乗って間近で動きを確かめた師は成長ぶりを認める。東京は14着に敗れたダービーを除き〈5011〉という抜群の安定感。ここで初タイトルを獲得すれば、秋には再び大きな舞台が見えてくる。
提供:デイリースポーツ